【サンパウロ共同】カリブ海のドミニカ共和国の首都サントドミンゴで8日、ナイトクラブの屋根が崩れ、地元メディアによると少なくとも113人が死亡し、155人が負傷した。犠牲者の中にはプロ野球中日などで活躍し本塁打王や打点王、首位打者に輝いたトニ・ブランコ元選手も含まれている。
地元メディアなどによると、事故当時、クラブ「ジェットセット」内では人気歌手のコンサートが行われており、約300人が中にいたとみられる。突然屋根が崩落し、多数ががれきの下敷きとなった。
ブランコさんは、西武やオリックスに在籍したエステバン・ヘルマン元選手と一緒にいて、屋根が崩落し始めるのに気付いてヘルマンさんを守ったとの情報もある。
ブランコさんは2005年にナショナルズで大リーグデビュー。09年に中日へ入団し同年に本塁打王と打点王に輝き、10、11年のセ・リーグ優勝に貢献した。DeNAに移籍した13年には首位打者と打点王のタイトルを獲得。その後はオリックスでもプレーした。