諏訪神社(長崎市上西山町)の秋の大祭「長崎くんち」(10月7~9日)で、来年の踊町(7カ町)の一つ金屋町が、人手不足などを理由に辞退することが6日、分かった。1日に自治会の役員会で決定した。
金屋町はこれまで本踊(ほんおどり)を奉納してきた。1930年代に撤退していたが、86年に54年ぶりに復活。前回出演した2015年には「花魁(おいらん)道中」などを披露し、観客を魅了した。
同町によると、本踊には大人のほか、5~10人程度の小学生が出演してきた。今年4月ごろから自治会の定例会で長崎くんちの出演について協議を開始。5月時点で同町の約240世帯中、出演の意向が確認できたのは1世帯のみ。子どもの稽古を支える裏方も不足していたという。
別の年の踊町から手伝う申し出があったが、運営が難しいと判断。魚谷廣二自治会長が6日、長崎くんちの運営を担う長崎伝統芸能振興会に辞退する意向を伝えた。
踊町を務めて4年後に祭事の世話役を担当する「年番町」は続けていく予定。魚谷会長は取材に「若者の県外就職などもあり、町は高齢化が進んでいる。伝統をつないできたが、出せないのは残念」と話した。
金屋町はこれまで本踊(ほんおどり)を奉納してきた。1930年代に撤退していたが、86年に54年ぶりに復活。前回出演した2015年には「花魁(おいらん)道中」などを披露し、観客を魅了した。
同町によると、本踊には大人のほか、5~10人程度の小学生が出演してきた。今年4月ごろから自治会の定例会で長崎くんちの出演について協議を開始。5月時点で同町の約240世帯中、出演の意向が確認できたのは1世帯のみ。子どもの稽古を支える裏方も不足していたという。
別の年の踊町から手伝う申し出があったが、運営が難しいと判断。魚谷廣二自治会長が6日、長崎くんちの運営を担う長崎伝統芸能振興会に辞退する意向を伝えた。
踊町を務めて4年後に祭事の世話役を担当する「年番町」は続けていく予定。魚谷会長は取材に「若者の県外就職などもあり、町は高齢化が進んでいる。伝統をつないできたが、出せないのは残念」と話した。