壱岐イルカパーク 死因究明へ初会合 市が管理・環境検討委

2024/08/14 [10:28] 公開

イルカパーク管理・環境検討委の初会合=壱岐市郷ノ浦町、壱岐の島ホール

イルカパーク管理・環境検討委の初会合=壱岐市郷ノ浦町、壱岐の島ホール

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長崎県壱岐市は、昨年イルカ3頭が死んだ壱岐イルカパーク&リゾート(勝本町)の環境やイルカの死因について探るイルカパーク管理・環境検討委員会の初会合を開き、委員長に獣医師の川嶋舟(しゅう)・東京農大農学部准教授を選出した。
 同リゾートはイキパークマネジメント(高田佳岳(よしたけ)代表取締役)が運営する市の施設。同社が指定管理者となりリニューアルした2019年以降、イルカの死因はおおむね肝臓の異常だったが、なぜ異常が起きたかは分かっていない。会議は、健康管理や海洋環境などの専門家の意見を聞き異常の原因を探るのが目的。
 2日の初会合にはオンライン含め7人が参加。同社が施設の概要とイルカのトレーニング内容や餌、飼育環境、海洋環境検査結果などを説明した。川嶋委員長は「説明を基に、それぞれ専門家の委員がどういうアプローチができるか検討していきたい」と話した。