長崎、大分、福岡、佐賀の4県を主会場とする全国高校総合体育大会(インターハイ=北部九州総体)は28日、各地で9競技が行われ、長崎県勢はバレーボール女子の西彼杵が決勝トーナメント3回戦で橘(神奈川)に2-1で競り勝ち、初出場で8強入りを果たした。準々決勝は就実(岡山)に0-2で敗れた。
ホッケー男子の川棚は2回戦で阿南光(徳島)を0-0からのシュートアウト(SO)戦2-0で下して、9年ぶりに準々決勝進出。サッカー男子の国見は2回戦で山梨学院を2-1で退けて3回戦へ進んだ。ソフトボール男子は大村市で競技がスタート。大村工が2回戦で箕島(和歌山)を8-0の五回コールドで圧倒した。
29日は各地でソフトボール、陸上など6競技を実施する。
◎西彼杵 準々決勝は春高王者に惜敗
堂々のインターハイ初陣だった。バレーボール女子の西彼杵が決勝トーナメント3回戦で橘(神奈川)を倒して、全国8強入りを果たした。準々決勝で1月の全日本選手権(春高)王者の就実(岡山)に敗れたが、難読な「にしそのぎ」の名を全国に知らしめた。
フルセットの接戦となった橘との一戦。最終セット、チームはモットーの「自覚と自主性」を存分に発揮した。声をかけ合い、主力のOH田中、佐藤侑らがミスを恐れずに腕を振ってスパイクを決めた。この強気の姿勢は相手のミスも誘い、最後は25-17で快勝した。
春高王者との準々決勝は序盤からリードを許した。ブロックの上からたたきつけられ、巧みなトスワークに翻弄(ほんろう)された。そんな状況でも、佐藤侑はセッター平川にボールを要求し続けた。厳しいマークに遭いながらも、諦めずに立ち向かった。次への手応えをつかめる一戦になった。
6月の県高総体で初優勝したとき。地元西海市の多くの人たちが、一緒に喜んでくれた。インターハイに出発するときは手を振って見送ってくれた。会場には学校のOBらが子どもや孫を連れて応援に来てくれた。「結果で恩返ししたかった…」。主将のリベロ吉田は唇をかんだが、地元の人たちは温かかった。試合後、ねぎらいの拍手が選手たちに降り注いだ。
夏の挑戦は終わったが、休む間もなく秋の国スポ九州ブロック予選、全日本選手権県予選と戦いは続く。今回、自分たちの現在地を確認した佐藤侑が力強く宣言した。「次こそは日本一。支えてくれている人たちと一緒に喜べる結果をつかみたい」
ホッケー男子の川棚は2回戦で阿南光(徳島)を0-0からのシュートアウト(SO)戦2-0で下して、9年ぶりに準々決勝進出。サッカー男子の国見は2回戦で山梨学院を2-1で退けて3回戦へ進んだ。ソフトボール男子は大村市で競技がスタート。大村工が2回戦で箕島(和歌山)を8-0の五回コールドで圧倒した。
29日は各地でソフトボール、陸上など6競技を実施する。
◎西彼杵 準々決勝は春高王者に惜敗
堂々のインターハイ初陣だった。バレーボール女子の西彼杵が決勝トーナメント3回戦で橘(神奈川)を倒して、全国8強入りを果たした。準々決勝で1月の全日本選手権(春高)王者の就実(岡山)に敗れたが、難読な「にしそのぎ」の名を全国に知らしめた。
フルセットの接戦となった橘との一戦。最終セット、チームはモットーの「自覚と自主性」を存分に発揮した。声をかけ合い、主力のOH田中、佐藤侑らがミスを恐れずに腕を振ってスパイクを決めた。この強気の姿勢は相手のミスも誘い、最後は25-17で快勝した。
春高王者との準々決勝は序盤からリードを許した。ブロックの上からたたきつけられ、巧みなトスワークに翻弄(ほんろう)された。そんな状況でも、佐藤侑はセッター平川にボールを要求し続けた。厳しいマークに遭いながらも、諦めずに立ち向かった。次への手応えをつかめる一戦になった。
6月の県高総体で初優勝したとき。地元西海市の多くの人たちが、一緒に喜んでくれた。インターハイに出発するときは手を振って見送ってくれた。会場には学校のOBらが子どもや孫を連れて応援に来てくれた。「結果で恩返ししたかった…」。主将のリベロ吉田は唇をかんだが、地元の人たちは温かかった。試合後、ねぎらいの拍手が選手たちに降り注いだ。
夏の挑戦は終わったが、休む間もなく秋の国スポ九州ブロック予選、全日本選手権県予選と戦いは続く。今回、自分たちの現在地を確認した佐藤侑が力強く宣言した。「次こそは日本一。支えてくれている人たちと一緒に喜べる結果をつかみたい」