夏の味覚、養殖イワガキの出荷が長崎市の戸石地区で最盛期を迎えた。6月の赤潮で養殖魚が大量死した同地区。イワガキは若干の被害があったものの、過去最高の8~10トンの出荷を見込む。関係者はPRに力を入れるなどして、同地区の養殖漁業の再起を誓う。
同地区のイワガキは約10年前から本格的な出荷が始まった。現在は市水産センター(牧島町)が生産した稚貝を、市たちばな漁協かき部会の3人が育てる。稚貝は2~3年で200~300グラム程度まで成長。5月末から出荷し、ピークは8月中旬ごろまで。冬が旬のマガキに比べ実入りがよく、味が濃厚という。
同地区では6月、有害赤潮プランクトン「シャットネラ」による被害で養殖魚が大量に斃死(へいし)。同漁協によると、マガキより赤潮に強いイワガキも1%ほど被害があった。
同漁協や養殖業者らは、イワガキや養殖魚の認知度向上に向け、赤潮対策と並行しながら、イベント開催や交流サイト(SNS)での発信に注力している。
18日は関係者向けに養殖場の見学会などがあった。長野純孝部会長(45)は「濃厚でジューシーな戸石のイワガキを味わってほしい」と語った。イワガキは戸石フレッシュ朝市(戸石町)や市たちばな漁協で販売。市内の飲食店などでも提供される。
同地区のイワガキは約10年前から本格的な出荷が始まった。現在は市水産センター(牧島町)が生産した稚貝を、市たちばな漁協かき部会の3人が育てる。稚貝は2~3年で200~300グラム程度まで成長。5月末から出荷し、ピークは8月中旬ごろまで。冬が旬のマガキに比べ実入りがよく、味が濃厚という。
同地区では6月、有害赤潮プランクトン「シャットネラ」による被害で養殖魚が大量に斃死(へいし)。同漁協によると、マガキより赤潮に強いイワガキも1%ほど被害があった。
同漁協や養殖業者らは、イワガキや養殖魚の認知度向上に向け、赤潮対策と並行しながら、イベント開催や交流サイト(SNS)での発信に注力している。
18日は関係者向けに養殖場の見学会などがあった。長野純孝部会長(45)は「濃厚でジューシーな戸石のイワガキを味わってほしい」と語った。イワガキは戸石フレッシュ朝市(戸石町)や市たちばな漁協で販売。市内の飲食店などでも提供される。