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TopInterview

挑戦、変革、貢献―。
社会・経済環境が激変する今、求められているものは何か。 新たな時代を切り開く県内企業・団体のトップ110人が、戦後80年を迎える2025年の抱負や事業戦略、地域への思いを語ります。

第一興商

長崎支店長

安川 哲矢

第一興商安川 哲矢

所在地 長崎市宝町4-11大久保宝町第2ビル

電話 (095)813-0321

第一興商

長崎支店長

安川 哲矢

新たな「歌う場」を開拓

 1976年に事業を開始、おかげさまで昨年50期を迎えました。業務用カラオケ事業、カラオケ・飲食店舗事業、音楽ソフト事業などに加え、パーキング事業にも取り組み、地域密着型の営業スタイルを貫いています。
 今まで同様、高齢者の介護予防や健康増進を目的としたエルダー事業を積極的に推進していきます。カラオケはストレスの改善、免疫力と口腔機能の向上、認知症予防に効果があると科学的に検証されています。行政とも協力して公民館などで地域住民主催の大会を開き、「歌う場」として社会とつながりを持ってもらいたいです。
 カラオケ業界全体として、中心部の人口密集地はコロナ前の状態に戻りつつありますが、郊外にある店舗の再開ができずにカラオケ過疎地が生まれてしまっているのが現状です。そこで、新たな「歌う場」の創出を考えています。
 他県の例ですが、試験的な取り組みとして、スーパーマーケットの空きスペースを活用し、カラオケルームを設置しました。地方都市ならではの新たな市場として開拓が進められています。日常的に訪れる場所でもあり、店内で購入したものを持ち込み可能にすることで、設置した場所への還元も兼ねています。また、電話ボックスほどの大きさの少人数向けカラオケシステム「COCOKARA」は、大村や五島でも導入しており、すでに好評を得ています。
 これからも生活の一部に溶け込み、「歌う場」を1カ所でも多く増やして環境を整えることに積極的にチャレンジし、皆さまの喜びと楽しみに貢献し続けられるようまい進していきます。