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長崎の、その先の風景。
地元経済のけん引役となる各界のみなさんは“長崎の、その先の風景”をどのように展望し、描いていくのでしょうか-。
企業・団体のトップに、事業の成長戦略や地域活性化への思いなど、年頭所感をうかがいました。

総合電機

代表取締役

佐藤 淳一

所在地 長崎市本原町30-19

電話 (095)849-1313

総合電機

代表取締役

佐藤 淳一

太陽光による電力の地産地消

 創業は1977年1月。事業内容は照明器具、空調関連機器、電気設備工事のみならず、空調換気設備工事および給排水設備工事、太陽光発電、蓄電池設備工事まで幅広く対応しています。設計から施工、メンテナンスまでの一貫体制が弊社の強みです。
 2023年には西海市の脱炭素事業に参画し、企画立案から設計施工、メンテナンスまで請け負いました。その実績から、昨年は熊本県荒尾市の同事業にお声がけいただきました。西海市と同様に庁舎屋上に太陽光パネルを備え、公用車のEV車導入に併せて急速充電器を設置。非常時には蓄電池とEV車に充電した電気を庁舎で利用することで、有事への対策を立てられるようになりました。
 電気料金の高騰が避けられない今、太陽光発電による再生可能エネルギー事業は需要増を見込んでいます。現在は長崎県と佐賀県に太陽光発電所を15カ所所有。普及当初よりクオリティーが上がり、出力も倍増したものの、安価に。初期投資は必要ですが、補助金や節税優遇を活用することで早期のコスト回収が可能です。エネルギーは「買うもの」から「つくるもの」へシフトしていることから、地方自治体、法人だけでなく個人に向けても、一貫したソリューションサービスを積極的に拡大していきたいと考えています。
 今年は49期を迎えます。来年の創業50周年に向け、昨年7月にはホームページ をリニューアルし、メールマガジンとインスタグラムを開始。電力の地産地消を担う企業として、さらに先の50年を目指して地元・長崎に必要とされるよう礎を築いていきます。