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TopInterview

挑戦、変革、貢献―。
社会・経済環境が激変する今、求められているものは何か。 新たな時代を切り開く県内企業・団体のトップ110人が、戦後80年を迎える2025年の抱負や事業戦略、地域への思いを語ります。

青雲学園

理事長

小田 信彦

青雲学園小田 信彦

所在地 西彼杵郡時津町左底郷245-2

電話 (095)882-0678

青雲学園

理事長

小田 信彦

半世紀の伝統つなぎ新時代へ

 青雲学園は昨年10月に創立50周年を迎えました。これまで1万人を超える若者が巣立ち、国内外で幅広く活躍しています。校訓の「いまをだいじに」と、半世紀の伝統を後世につなげるだけでなく、新しい時代に適応してほしいという思いを込め、50周年のキャッチフレーズは「過去を、未来を、いまをだいじに」と致しました。
 社会に出て自分がどう役に立てるか。そのために、今、そして大学で何をすべきか。自分の人生は自分で考え、選び、進んでいかなければなりません。中学、高校の計6年間を通して知・徳・体の調和の取れた「人間づくり」に引き続き力を入れ、その後押しをしていきます。
 教育精神の一つは、先生と生徒が一緒に育っていく「師弟同行」です。生徒たちの高い志に応えるには先生も努力しないといけません。その資質がある先生の採用をベースに、時代の変化に適応しながら自己研鑽を重ねてもらうことで質の高い授業を実現しています。
 頭にたくさんの知識があっても、それだけでは社会に貢献できません。体力をはじめ、粘り強さ、辛抱強さ、さらには周りと一緒に仕事をする「協同」の精神が不可欠です。学園の寮生活では、全国各地から集まった生徒たちが共にさまざまな出来事を乗り越え、社会性を身に付けています。
 人生には、ここぞという勝負どころがたくさんあります。厳しい社会の中で自分の道を切り開けるよう、寮生も通学生もしっかりサポートしていきます。生徒たちには青春の貴重な時間を有意義に過ごしてもらい、楽しい思い出をたくさん積み重ねてほしいです。