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TopInterview

挑戦、変革、貢献―。
社会・経済環境が激変する今、求められているものは何か。 新たな時代を切り開く県内企業・団体のトップ110人が、戦後80年を迎える2025年の抱負や事業戦略、地域への思いを語ります。

昭和堂

代表取締役社長

永江 正澄

昭和堂永江 正澄

所在地 諫早市長野町1007-2

電話 (0957)22-6000

昭和堂

代表取締役社長

永江 正澄

〝新しいお役立ち〟を提供

 1951年に創業。常に社会の変化に対応しつつ、お客さまの業界を分析し、広報・販促戦略の立案から印刷物や情報技術(IT)ツール、サインディスプレー、映像を組み合わせた〝新しいお役立ち〟を提供しています。
 印刷業界の出荷高は90年代にピークを迎え、以降は減少し続けています。SNSの活用などPR手法は多様化し、ネット販売が一般化。オンラインでの購入も当然となりました。ほとんどの業界の最大のライバルは同業者ではなく、コンビニやドラッグストア、ネット通販です。金融機関や行政などもサービスをコンビニに委託しています。当社はそことは戦わなくていい経営スタイルを目指しています。
 そのためにも社会や時代の変化にあらがうことはせず、商品・売り方・売る相手を変えるという意識で事業に取り組んでいます。社員に伝えているのは、お客さまと直接会うのはヒューマン。マーケティングや分析、デザインは人工知能(AI)を駆使する。バックヤードはデジタルトランスフォーメーション(DX)で自動化するということです。
 将来的には、骨格となるデザインがAIを使えば数秒間で完成するかもしれません。しかし、キーワードの入れ方次第で仕上がりは変わってくるはずです。そのワードの感性を高めることが大切です。県外からはブランディングや企画が強い会社と評価していただいていますが、地元では印刷会社のイメージが強いようです。これからも「ブランディング総合プロデュース企業」として認知されるように進化し続けます。