長崎新聞トップ

長崎の、その先の風景。
地元経済のけん引役となる各界のみなさんは“長崎の、その先の風景”をどのように展望し、描いていくのでしょうか-。
企業・団体のトップに、事業の成長戦略や地域活性化への思いなど、年頭所感をうかがいました。

リコージャパン

長崎支社長

梶岡 研士

所在地 長崎市文教町11-5

電話 (095)843-9100

リコージャパン

長崎支社長

梶岡 研士

DXで地域に認められる1年に

 ここ数年でペーパーレスの時代が加速しました。契約書や決裁関係の文書、給与明細の電子化など、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する企業が急増。当社も複合機やプリンターを扱う「オフィスプリンティング」分野中心の営業スタイルから、「デジタルサービス」を提供する会社に生まれ変わっています。
 デジタルサービスの導入でどこでも働けるようになれば、効率化と省人化が進み、紙代などの経費削減にもつながります。われわれはお客様固有の業務フローを細かく聞き取り、最適なデジタルサービスを選定、提供しています。オフィスの新設やリニューアルなど「空間づくり」にも対応。あらゆる方向から業務改善をお手伝いしています。
 これらのソフト、ハード両面のご提案は、リコージャパンの社内実践がベースになっています。全国の支社には80を超える「ViCreA」(ヴィクレア)という拠点があり、当社の社員が実際に働くオフィス空間を体感できます。
 2025年は、人工知能(AI)が企業の実務で本格導入されると考えます。弊社は日報に加え、お客様が抱える課題を登録。蓄積したデータをAIが分析し、類似するお客様が次に導入したデジタルサービスを推薦するなど、実践を積み重ねています。
 米マイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ10」のサポートが10月に終了することもキーワード。パソコンやソフトの入れ替えが活性化すると見込んでいます。
 これらの分野でいかにお役立ちができるか挑戦を続け、地域に認められる1年にしたいです。