働く女性のため活動の充実図る

　企業で働く女性の活躍の場を広げ、地域経済の活性化を図ることを目的に発足して10年。支援制度が整ってきて、女性社員も積極的に手を挙げ、管理職に登用されたり、女性管理職のネットワークづくりを見据えた交流会が開催されたりと、機運が高まってきました。趣旨賛同会員企業は４５０社を超えましたので、今年は５００社以上になる様に取り込んでいきたいですね。
　「女性活躍推進」というと堅苦しく考えがちですが、私の会社では仕事の丁寧さと状況報告や説明のうまさを買って管理職に登用した人がたまたま女性でした。責任感を持ってきちんと仕事をこなすからお客様からの評判もいい。能力を見てポジションさえつけてあげれば、どんどん成長していくようです。
　あえて「女性活躍」と言わなくても、それが当たり前になる時代が早く訪れてほしいと思います。そのために、長崎の女性が伸び伸びと自然体で働き、成長できるよう活動を充実させていきます。
　本年度は、これまでの活動を振り返る冊子を作りました。歴代の表彰企業やミドルマネジメント講座の卒業生の声などを掲載。読むと企業において取り組まなければと思えるような内容になっています。また、女性を部下に持つ男性管理職向けのマネジメント講座を初開催しました。発足当時から続く女性活躍推進企業の表彰も２月７日に長崎ブリックホールで実施します。日経xwoman創刊時の総編集長、羽生祥子さんをお迎えした基調講演と県内企業の経営者によるパネルディスカッションもあります。ぜひご来場ください。