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TopInterview

挑戦、変革、貢献―。
社会・経済環境が激変する今、求められているものは何か。 新たな時代を切り開く県内企業・団体のトップ110人が、戦後80年を迎える2025年の抱負や事業戦略、地域への思いを語ります。

長崎女子短期大学附属幼稚園

園長

大𠩤 万里亜

長崎女子短期大学附属幼稚園大𠩤 万里亜

所在地 長崎市弥生町19-2

電話 (095)823-7981

長崎女子短期大学附属幼稚園

園長

大𠩤 万里亜

誰もが心地よく安心できる園に

 2024年春、園長に就任しました。目指すのは、子どもたちが楽しく通うことができ、保護者や先生方も心地よく、安心できる園づくり。特別支援学校の教師として15年間勤務し、生理や排せつに悩む女性や子どもに寄り添う商品(布ナプキンや布おむつなど)を手がける会社「りぼん」を起業したことなど、これまでの経験を教育現場に生かしていきたいです。幼い頃から取り組める「生教育」や食育などを進めます。
 安心、安全を第一に、24年度は送迎バスを新しくしました。今年は交通アクセスがいい長崎市中心部へスタッフが出向く「出張幼稚園」を開始。子どもを遊ばせながら、安心して育児の相談ができる居場所にしたいです。少人数のクラス編成と複数でクラスを支える体制の導入に向け、職員を新たに採用。地域のニーズが高い「認定こども園」への移行も、数年内に実現できるよう計画中です。
 顔を見て話せる身近な存在でありたいとの思いから、園長室で保護者向けの勉強会「マミーラボ」を毎月開いています。内容は、アロマやヨガなどの講師を招いたミニ講座や専門家による子育て相談など。情報紙で取材をしていた頃のご縁が、今も生きています。
 女性が多く活躍しているのに、結婚や出産などを機に退職するケースが多いことが業界全体の課題です。先生方の声を聞き、信頼関係を築きながら、働き続けやすい職場環境を整えていきます。
 これからも「地域の方々が喜ぶことをやる」ということを大切に、他園の皆さまからも多くを学ばせてもらいながら、地域に愛される園にしていきたいです。