長崎新聞トップ

リストから探す

インタビュー協力:

閉じる

TopInterview

挑戦、変革、貢献―。
社会・経済環境が激変する今、求められているものは何か。 新たな時代を切り開く県内企業・団体のトップ110人が、戦後80年を迎える2025年の抱負や事業戦略、地域への思いを語ります。

Q-bicソリューションズ

代表取締役社長

船橋 修一

Q-bicソリューションズ 船橋 修一

所在地 大村市桜馬場1-214-2

電話 (0957)53-2177

Q-bicソリューションズ

代表取締役社長

船橋 修一

若い力で課題解決に新たな視点

 これまで比較的順調だった事務機・IT業界ですが、コロナ禍をきっかけに、複合機のようなハードウェア思考から一気にソフトウェア思考に変化しています。これをチャンスにできるか否かが大きな分かれ道だと考えています。
 当社が10年以上前から力を入れてきた教育ICT(情報通信技術)の分野は今、日本政府が多額の補助金を投入して教育のデジタル化を進めており、当社もこれまで蓄積してきた学校現場の課題解決ノウハウを生かし、教育ICTの導入・運用支援を行っています。
 長崎南山高校様の高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)において若手社員のアイデアを取り入れたご提案を採用いただき、導入・活用支援までお手伝いさせていただきました。若手社員中心のチームで対応し、先生方に向けた運用説明会の担当は新入社員にチャレンジしてもらいました。
 デジタル分野にはさまざまな付加価値が眠っています。若手には、まずもうかるかどうかではなく、われわれの世代には見えない空間に隠れた余剰次元の掘り起こしを期待しています。新しいものは若い世代にしか見えません。当社は若手社員の感性や気付きを大切にし、仕事を任せ、チャレンジを応援する組織風土があります。
 1946年に教育者だった本田嘉末が文具商として創業してから79年。お客さまの「お役立ち」を求めて変革してきました。未来のあるべき姿を描き、そこから今やるべきことの優先順位を決める「バックキャスティング」の手法で、これからも「あるべき姿」を示しながら、組織、社員、お客さまの成長に尽力してまいります。