長崎新聞トップ

長崎の、その先の風景。
地元経済のけん引役となる各界のみなさんは“長崎の、その先の風景”をどのように展望し、描いていくのでしょうか-。
企業・団体のトップに、事業の成長戦略や地域活性化への思いなど、年頭所感をうかがいました。

トータル

代表取締役

永木 保史

所在地 諫早市小川町1267RDビル2階‐A

電話 (0957)22-8300

トータル

代表取締役

永木 保史

本(もと)を忘れず未来につなぐ

 いま損保業界は、保険金不正請求事案、保険料事前調整事案等により様々な問題が明るみになり、信頼が大きく揺らいでいます。このような問題が二度と繰り返されることがないよう、社会・お客様からの信頼を取り戻すべく、業界全体で信頼回復に向けた取り組みが進んでいるところです。
 弊社は、これら一連の事案を対岸の火事とはせず、自社の在り方、将来の展望を見直す最大のチャンスと捉え、「お客様本位の業務運営」の実践と定着の強化に向け体制再構築に取り組んでいます。
 わが社は、4人のメンバーからスタートした小規模な保険代理店でしたが、時代の流れとともに同志が集い、現在は46名の社員スタッフが県内四つの拠点で、お客様へ「安心と安全」をお届けすることを目標に日々邁進しています。
 保険は「人つながり」といわれます。当社でお預かりするご契約の一つ一つに、お客様の願いと募集人さんの想いが紡がれています。このことを忘れることなく、日々努力を惜しまず、恩を忘れず、今を大事にして未来につないでいきたいと思っています。
 同じ夢を描く仲間はいわば同志です。これから入社する若い社員や、長崎のこの地で、この時代に保険を生業とする同業者とのご縁も、大切にしていきたいです。
 今年の抱負は「反始慎終」です。本(もと)を忘れず末を乱さずということですが、初心や源、恩を忘れず、終始一貫、地域のため人のために働きたい。また、経営者として、社員ひとりひとりが迷い悩みながらもあきらめず挑戦できるよう、根気よく学び、伝えていくことが私の役目だと思っています。