チョーコー醤油
代表取締役
西 英一郎氏
所在地 長崎市西坂町2-7
電話 (095)826-6118
チョーコー醤油
代表取締役
西 英一郎氏
長崎の食文化を支える一翼に
長崎で古くからのれんを守ってきたしょうゆ・みそを製造する29社が集まり、業界初の協同組合として1941年に発足した「長工醤油味噌協同組合」を母体としています。その後、販売部門が「チョーコー醤油」として独立。原料や品質にこだわったしょうゆやみそを主軸に、つゆやドレッシング、ソース、酢など900種類以上の商品を全国にお届けしています。
モットーとして掲げているのは「美味しい笑顔のその先へ」。調味料は料理の主役ではありませんが、味を決める大事な役割を担っています。おいしい料理を通して日々の食卓に会話や笑顔が生まれること。また「ふるさとの味」として舌の記憶に刻まれることを願いながら商品開発を行っています。
近年のトレンドは時短。だし入りしょうゆを薄める割合で幅広い料理に使えるものより、「吸い物用」「煮物用」など用途が明確で、1本で味が決まる商品が求められています。とはいえ人口減少や食生活の変化から、個人消費は縮小傾向。そこで中期計画として業務用商品や海外市場の拡大に取り組んでいます。昨年参加したアメリカの展示会で驚いたのは、現地でも「ぽん酢」で通じること。それほど日本のものが浸透しており、商機を見出せたのはいい経験となりました。アジア圏からエリアを広げ、アメリカやヨーロッパでの販路開拓も力を注いでいく考えです。
80周年を機にSDGsの取り組みもスタート。廃棄せざるを得なかった商品を子ども食堂やフードバンクに提供しています。今後も長崎の豊かな食文化の貢献に全力を注ぎ、100周年に向けてさらなる飛躍を目指してまいります。