長崎新聞トップ

長崎の、その先の風景。
地元経済のけん引役となる各界のみなさんは“長崎の、その先の風景”をどのように展望し、描いていくのでしょうか-。
企業・団体のトップに、事業の成長戦略や地域活性化への思いなど、年頭所感をうかがいました。

松葉屋

代表取締役専務

松尾 真木人

所在地 佐世保市吉井町大渡30-1

電話 (0956)41-2500

松葉屋

代表取締役専務

松尾 真木人

新鮮な地場商品を食卓に

 創業72年。県北地域や佐賀県などで展開する地元密着型のスーパーです。これまで地元の生産者と密に連携して、新鮮な地場商品を食卓に届けてきました。特に四季折々の野菜や果物を直接仕入れ、その土地のおいしい物を提供しています。
 調理の手間を省いた「豚バラ大葉巻き」「ささみの大葉チーズフライ」などの時短メニューは主婦層に人気です。元々が食肉販売業だった強みを生かし、自社で仕入れた精肉にこだわっています。総菜にも力を入れており、共働きの家庭が増えている今、少しでも主婦の方々の手助けになればと思っています。
 地元商品以外にも当社にしかない魅力ある商品を仕入れています。全国の珍しい商品やあまり知られていない和菓子など、大手がまねできない付加価値品に加え、地域住民との交流、人の温かさが感じられるサービス提供で、大手との差別化を図っています。
 自社電子マネー「エムスマートカード」の利便性とサービス向上に向けてアプリを開発中で、来年度のスタートを目指しています。楽しいコンテンツも企画しており、来店頻度を増やしていけたらと思います。その他に制服をシックでおしゃれに刷新、従業員の働きやすい環境づくりにも努めています。
 今年は、地域特産品の拡充やこだわりの商品に注力し、当社の魅力をさらに高めていきます。またメディア・SNSなどの活用や、さまざまな地域のイベントにも積極的に参加し、協賛や物販を通じて地元の顔としての役割を果たしながら、さらなる認知度向上に取り組んでいきます。