長崎新聞トップ

リストから探す

インタビュー協力:

閉じる

TopInterview

挑戦、変革、貢献―。
社会・経済環境が激変する今、求められているものは何か。 新たな時代を切り開く県内企業・団体のトップ110人が、戦後80年を迎える2025年の抱負や事業戦略、地域への思いを語ります。

プライスクリエイト

代表

嵩山 幸之輔

プライスクリエイト嵩山 幸之輔

所在地 長崎市南山手町2-6

電話 (095)821-8102

プライスクリエイト

代表

嵩山 幸之輔

スタイル固定せず新たな視点を

 県内外の企業のテレビCMやプロモーションビデオの監督と撮影を手がけています。一昨年はテレビドラマ「第9マキナ!」(NCC長崎文化放送)で初めてTVドラマの監督を務めました。シーズン2も決まり、今春から県内全域をロケ地に撮影を開始します。
 昨年は自分にとって業務範囲が広がると同時に、仕事に対する価値観も大きく変わった激動の1年でした。これまで撮影技術や設定などテクニカルな部分を重視することが多かったのですが、監督業を通じて演出やお芝居、動きなどを美しく見せるための方法を追求するようになりました。
 一方でプレーヤーという感覚は変わっておらず、撮影現場では自分が先陣を切って道を切り開くことを心がけています。当社は「あなたのイメージを形にする」をテーマに掲げており、自分のスタイルを固定せず、撮影や演出技術、視聴環境など時代の変化に対応し、多角的な視点でクライアントのイメージを可視化することを大事にしています。
 特に自分の「原点」と言えるのが助監督としての仕事。現在も県外の映画撮影現場で助監督を務めていますが、現場の進め方や考え方を熟知し、全体を回していくのは助監督の役割。それはプロにしかできない仕事だと考えており、監督をやるようになった現在でも初心を忘れないよう積極的に引き受けるようにしています。
 設立から16年。演者や裏方など、現場を支えてくれるクルーも大所帯になりました。ロケ地の宝庫である長崎を拠点に、有名企業などの大きな案件を取れるよう、仲間全員で高みを目指したいと思います。