長崎新聞トップ

長崎の、その先の風景。
地元経済のけん引役となる各界のみなさんは“長崎の、その先の風景”をどのように展望し、描いていくのでしょうか-。
企業・団体のトップに、事業の成長戦略や地域活性化への思いなど、年頭所感をうかがいました。

大和証券

長崎支店長

嶋本  央

所在地 長崎市万才町3-5朝日生命長崎ビル9階

電話 (095)823-0181

大和証券

長崎支店長

嶋本  央

「お客様の資産価値最大化」追求

 当社は、お客様に対する深い理解に基づいたコンサルティングをもとに、株式や債券、相続対策、不動産仲介など多様なソリューションを提供する総合金融グループです。「お客様の資産価値最大化」をキーワードに、お客様の資産全体への包括的なコンサルティングにより、中長期で最善のパフォーマンスを追求します。「証券会社」と聞いて多くの人がイメージされる姿とはかなり違っているかもしれません。逆にそうでなければ生き残れない時代を迎えています。
 当社では、昨年10月より人工知 能(AI)がお客様からの問い合わせに回答するサービスを開始しました。AIなどデジタル技術を用いたサービスの提供により、お客様の利便性を向上させていく必要があります。
 ただ、AIは〝道具〟でしかありません。お客様の資産は単なる数字ではありませんし、例えば法人の事業承継やM&A、相続の場面では、個人の愛情など、簡単に数値化できない要素も重く関わってきます。「人」が仕事をする意味や、信用や信頼を獲得することの大切さは、これまでも、これからも変わらないと考えています。
 長崎に赴任して、3回目の新しい年を迎えます。壁をつくらず、他所の人を受け入れる土壌がしっかり今も息づいている土地だと感じます。西九州新幹線の開業や長崎スタジアムシティのオープンなど、この街が大きく変わるタイミングでご縁ができたことを嬉しく思います。県内では、児童・生徒の金融リテラシー向上に向けた出前授業にも取り組んでいます。さまざまな形で地域に貢献できる企業でありたいと思います。