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長崎の、その先の風景。
地元経済のけん引役となる各界のみなさんは“長崎の、その先の風景”をどのように展望し、描いていくのでしょうか-。
企業・団体のトップに、事業の成長戦略や地域活性化への思いなど、年頭所感をうかがいました。

アローズナガサキ

代表取締役

大町 謙悟

所在地 長崎市多以良町1551-70

電話 (095)801-3387

アローズナガサキ

代表取締役

大町 謙悟

スポーツの変革期にこそ挑戦を

 2016年に創業し、「共感、共鳴、共栄できる平和な未来をつくる」を企業理念として、人工芝フィールドのレンタル、サッカー選手や指導者養成、定期リーグの開催などを行っています。
 柱となる人づくり事業ではサッカー選手の養成として、元U17日本代表監督の吉武博文氏、元国見高サッカー部監督の瀧上知巳氏ら一流の指導者を迎え、3年をかけて独自のトレーニングメソッドを作成しました。そのメソッドを用いた指導プログラムを受講するために、多くの子どもたちにご入会を頂いております。
 とはいえ、目指すのは、競技特性を通して多くの刺激を提供し、人としての感性を磨き、人間性を育むこと。未来を待つのではなく、自分の道を自ら拓ける大人に成⾧させることです。
 しかし、自ら道を拓くためには培ってきたものを成果に変え、可視化する作業が必要です。そこで、創業から10年の節目となる今年、新たな挑戦としてクラブを立ち上げ、事業の一つとしてチームを運営します。パートナー企業とともに企業直轄のクラブとして、安心と安全を第一に、「勝ち」を超えた「価値」を創ります。
 世界に誇る⾧崎スタジアムシティが開業され、学校では部活動の地域移行が本格化するなど、スポーツ業界を取り巻く環境は変革の時。県民の意識の高まりと共に、民間のスポーツ施設運営企業である私たちの役割も変わりつつあります。
 期待や需要に応えるためにも、時代の流れを汲み取り、今まで以上に「子どもの育成」に投資し、地方創生に貢献していく所存です。