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長崎の、その先の風景。
地元経済のけん引役となる各界のみなさんは“長崎の、その先の風景”をどのように展望し、描いていくのでしょうか-。
企業・団体のトップに、事業の成長戦略や地域活性化への思いなど、年頭所感をうかがいました。

大新技研

代表取締役社長

大神 吉史

所在地 佐世保市広田4-5-5

電話 (0956)39-1201

大新技研

代表取締役社長

大神 吉史

ITで業務効率化をサポート

 佐世保市を拠点にソフトウエア開発を手がけています。2024年7月26日で創業50周年を迎えることができました。これもお客さまと会社を支えていただいた先輩方のおかげです。これからも「長崎からITを世界に」との思いを強く持ち、お客さまや社会により信頼いただける会社にまた一歩、進めていきたいと思います。
 弊社は主力の三つの事業部があり、発電所の設計や配管解析、造船向け6軸ロボット切断システム、病院向け電子カルテ、麻酔管理システム、物流管理システムなどを創出。全て自社開発した商品を全国や世界に納品しています。強みは開発から営業、導入、保守に至るまでの一連のプロセスを提供できること。部分的に子会社とも連携し、お客さまを迅速にサポートできる体制を整えています。
 全国的に人手不足が進み、DX化やオートメーション化で業務の効率化を希望する企業が増えています。私たちに求められているのは商品を作るだけでなく、よりよく使える環境を提供すること。そのため、現場力を大切にしています。造船や病院、発電所などお客さまはさまざまで、困り事も異なります。現場を知らなければ課題解決の提案もできません。全社員が現場を見て、感じることが必要であると考えています。
 24年は、安否確認システム「LSM(ライフセーフティーマネージャー)」の運用を開始しました。災害発生時の安否確認や緊急メッセージ自動送信などの機能を一つに集約し、社員やその家族の安否を確認できます。異常気象などに見舞われることが多くなっている昨今、ぜひご活用ください。