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長崎の、その先の風景。
地元経済のけん引役となる各界のみなさんは“長崎の、その先の風景”をどのように展望し、描いていくのでしょうか-。
企業・団体のトップに、事業の成長戦略や地域活性化への思いなど、年頭所感をうかがいました。

大黒屋

代表取締役社長

石坂 鉄平

所在地 大村市水主町2-623-1

電話 (0957)53-1168

大黒屋

代表取締役社長

石坂 鉄平

革新的変化で売上高1088%成長

 昨年は大黒屋にとって大きな成長と変化の年でした。この2年間で過去最高だった決算に対して売上高1088%成長を記録し、飛躍的な成長をさせていただきました。社員の皆さんがお客さまの幸せを考えて頑張ってくれた結果です。
 弊社は数年前まで手形割引専門店でした。しかし、手形は2026年に廃止予定です。普通に考えれば会社存続の危機ですが、10年前から未来を大局的に予見し、変化を恐れず、ファクタリング・ABL・でんさいの大黒屋という、全く新しい会社に生まれ変わったことで1088%成長を実現でき、危機は変革の好機となりました。
 特に独自開発したファクタリングは業界最安・最速の資金化を実現し、日本全国で大好評です。また、紙の手形はでんさいに移行します。実は12年前には、業界に先駆けてでんさい割引を開始しており、現在ご用命が急増しています。
 この成長には独自開発したDXも大きく貢献しています。過去何十万社という顧客データを統合し、企業データを基にした市場分析や新サービス創出も可能です。そして、劇的な業務効率化も実現。売上高やお客さまの数が急増する中、少数精鋭による業務が可能になりました。今後も技術革新を求め、積極的に変化を続けてまいります。
 新社屋d&iは本日までさまざまな賞を受賞し、日本全国の企業や大学が毎月視察に来る長崎のランドマークになりました。本年は新たな不動産プロジェクトも始動します。これからも、納税こそ最大の社会貢献という経営精神を胸に、長崎や日本経済の発展に微力ながら貢献できるよう努力してまいります。