長崎新聞トップ

長崎の、その先の風景。
地元経済のけん引役となる各界のみなさんは“長崎の、その先の風景”をどのように展望し、描いていくのでしょうか-。
企業・団体のトップに、事業の成長戦略や地域活性化への思いなど、年頭所感をうかがいました。

九州電力

長崎支店長

室田 耕一

所在地 長崎市城山町3-19

電話 (095)864-1906

九州電力

長崎支店長

室田 耕一

事業通じて地域活性化に貢献 

 九電グループは持続可能な社会の実現のため、事業を通じた「社会価値」と「経済価値」の創出を目指しており、これまで事業を通じて培ってきた経験を活かして本年も地域の活性化へ貢献してまいります。
 まずは、目下の最優先課題であるカーボンニュートラルの実現に向け「電源の低・脱炭素化」と「電化の推進」に向けた取組みを加速させていきます。
 原子力を最大限に活用しながら、再エネの主力電源化を進めることで高いゼロエミッション(CO2排出ゼロ)電源比率を実現するとともに、松浦発電所でアンモニア混焼試験を実施するなど火力発電の低炭素化(CO2排出「実質ゼロ」)に向けた取組みも進めてまいります。
 更には、家庭部門だけでなく産業・運輸などあらゆる部門で最大限の電化に挑戦していくことでカーボンニュートラルの実現に貢献してまいります。
 また、近年、頻発、激甚化している災害への対応においては、自治体と連携した災害対策訓練や定期的な設備の保全・点検等を実施しています。電力の安定供給に対する変わらぬ使命のもと、九電グループは将来にわたってお客さまの生活と経済を支えていきたいと思っています。
 更には、地域の盛り上げに貢献できるよう、九電グループは社員が各地の祭りやボランティアに参加する「顔の見える活動」に積極的に取り組んでいます。今後も、九州、そして長崎の地場企業として地域の皆さまと汗を流しながらグループ一丸となってチャレンジしてまいります。