ピースサイト 2020年ピースサイト関連企画 2020/07/02 被爆2世を生きる 平野伸人の半生(5) 【洗礼】 日韓の差にショック 被爆50年の1995年、平野伸人(73)が会長を務めていた県被爆二世教職員の会などが韓国で企画したアジア初の原爆展は、現地で猛烈な抗議行動に遭う。惨状を伝える被爆写真に「原爆はひどい」との声もあったが、圧倒的に大きかっ […] 2020/07/01 被爆2世を生きる 平野伸人の半生(4) 【運命】 教職員の会を組織化 「運命の被爆40年」。平野伸人(73)は1985年をこう表現する。既に被爆者の高齢化が指摘され、「被爆の実相や平和運動を引き継ぐのは被爆2世」という機運の高まりをひしひしと感じていた。 その年、被爆2世教職員による全 […] 2020/07/01 被爆・戦後75年 記憶をつなぐ 佐世保空襲編・2 【今伝えねば】 生き残った者の義務 民家や商店が並ぶ佐世保市宮田町。通りを一つ山手に入ると、雑草が生い茂る空き地がある。「ここに来ると一瞬で思い出す」。佐世保中央保育園理事長の梯(かけはし)正和(83)は、草木の奥にわずかに見える防空壕(ごう)の入り口に […] 2020/06/30 被爆・戦後75年 記憶をつなぐ 佐世保空襲編・1 【奪われた命】 彼らの「名前」取り戻す 6月22日の午前。佐世保市中心部にある中央公園。梅雨の時期には珍しく強い日差しが降り注いでいた。佐世保空襲犠牲者遺族会会長の臼井寛(86)は、小さな文字が整然と並ぶ墓銘碑を見上げた。 「仲尾ヨツ」「仲尾實」「仲尾サツ […] 2020/06/30 被爆2世を生きる 平野伸人の半生(3) 【弱者】 支援活動に生きがい 学生運動が盛んだった1965年、平野伸人(73)は新聞記者を目指し早稲田大教育学部社会科へ進む。学内で間もなく学費値上げなどを巡る「150日間闘争」が始まった。だが、平野自身は集会などに参加はするものの、運動に傾倒する […] 2020/06/29 被爆2世を生きる 平野伸人の半生(2) 【記憶】 祖母の背中のガラス 梅雨入り翌日の6月12日、平野伸人(73)の姿は、母良枝(101)が暮らす恵の丘長崎原爆ホーム(長崎市)にあった。「長生きしてね」。いたわる平野に「あなたも頑張ってね」と穏やかな笑みを返す。息子の平和活動にも「できるこ […] 2020/06/29 被爆2世を生きる 平野伸人の半生(1) 【衝撃】 同級生が白血病死 5月末、長崎市内。核兵器廃絶の署名を国連機関へ届ける高校生平和大使の選考会に続き、高校生1万人署名活動実行委員会の集会が開かれた。新型コロナウイルスの影響で休止していた署名集めを7月5日に再開することを確認した。 「 […] 2020/03/10 被爆・戦後75年 記憶をつなぐ 東京大空襲編・10完 文書庫 苛烈さ伝える 75年前、柴谷繁子さん(95)が暮らしていた東京・江戸川区逆井(さかさい)。現在、「逆井」の地名は住居表示から消え、戦時中を知る人も少ない。往時はにぎわった商店街にはマンションや民家も立ち並び、静かな通りとなっていた。 […] 2020/03/09 被爆・戦後75年 記憶をつなぐ 東京大空襲編・9 郷愁の音色響かせて 1948年1月中旬、柴谷繁子は女の子を出産した。1週間後、繁子が助産院の畳の部屋で娘と2人で横になっていると、後ろの襖(ふすま)が開いたような気がした。振り返ると入院しているはずの父がうつむいて座り、そこだけスポットラ […] 2020/03/08 被爆・戦後75年 記憶をつなぐ 東京大空襲編・8 <8・9> 戦争追ってきた 1945年3月、東京から北高来郡湯江町(現諫早市)に引き揚げてきた柴谷(旧姓松本)繁子と両親は、伯父夫婦からあてがわれた8畳ほどの部屋で暮らし始めた。夜は空襲におびえることなくゆっくり眠ることができた。 農家だったの […] 前のページへ<23456次のページへ> ▶ 関連企画 原爆・平和に関する特集記事を掲載しています。 ▶ 関連記事 原爆・平和関連の記事を掲載しています。 ▶ 私の被爆ノート 被爆者の高齢化と被爆体験の風化が深刻な問題となっています。1996年から長崎新聞本紙に掲載してきた「忘られぬあの日 私の被爆ノート」を掲載しています。 ▶ TESTIMONIES OF THE ATOMIC BOMB SURVIVORS (「私の被爆ノート」英語版) ▶ 平和への誓い 8月9日の崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典における「平和への誓い」を掲載しています。 ▶ ナガサキ・アーカイブ(外部リンク) 長崎原爆の実相を世界につたえる多元的デジタルアーカイブズです。被爆ノートの一部を地図上でもご覧いただけます ▶ ローマ教皇 来崎 2019 2019年11月24日に長崎への訪問されたローマ教皇(法王)。今回の訪問に関する県内の受け入れ準備や核廃絶を巡る人々の期待など長崎新聞に掲載されたニュースを集約。 ← ピースサイトへ戻る ページ上部へ