ピースサイト 2018年ピースサイト関連企画 2018/07/31 非核の願い 国境を超え 被爆者・川野浩一の軌跡【5】完 調査団派遣 信念を胸に出生の地へ 「総理、あなたはどこの総理ですか」 昨年8月9日、長崎市。長崎の被爆者5団体が安倍晋三首相に被爆者支援などの要望書を手渡す毎年恒例の場で、川野浩一は首相に面と向かって切り出した。 首相の返事はなかったが、その顔はみ […] 2018/07/31 非核の願い 国境を超え 被爆者・川野浩一の軌跡【4】 国際交流 加害と被害に向き合う 2000年4月、米ニューヨークの繁華街にプラカードを掲げた川野浩一の姿があった。原爆の非人道性を訴えるため原水爆禁止日本国民会議(原水禁)が開いていた「原爆展」の会場があるビルの前で、入場を呼び掛けていた。 ふと大柄 […] 2018/07/31 非核の願い 国境を超え 被爆者・川野浩一の軌跡【3】 組合活動 被爆者、弱者に寄り添い 川野浩一は子どものころからやせて体が弱かった。30歳近くまでなぜかよく鼻血が出ていた。3年前には食道がんと宣告され、原爆症に認定された。 「昔から何か人と違うと思っていた。原爆に原因があるのではないか」 被爆者運動 […] 2018/07/31 非核の願い 国境を超え 被爆者・川野浩一の軌跡【2】 被爆体験 心と体に突き刺さる棘 原爆投下から間もなく、川野浩一は気味の悪い一夜を過ごした記憶がある。 夜、床の間で横になると、枕元に小さなバケツがあった。炭のようなものがバケツの半分まで入っている。祖母は「浦上にいた親戚の骨だ」と言う。祖父が爆心地 […] 2018/07/31 非核の願い 国境を超え 被爆者・川野浩一の軌跡【1】 出生の地 自分は「加害者」の子か 北朝鮮で抗日取り締まった父 「期待外れだ」 6月12日にシンガポールであった史上初の米朝首脳会談。西彼長与町の自宅で、テレビが伝える会談の模様を厳しい表情で見詰めていた川野浩一(78)は、吐き捨てるように言った。 トランプ大統領と金正恩朝 […] 2018/07/30 長崎原爆と向き合う 研究者の継承<4>完 長崎大核兵器廃絶研究センター客員研究員 山口響さん(42) 体験継承へ役割果たす 被害の全容把握が必要 「私たちは城山小学校についてまとめました」 今月上旬、長崎市東山手町の活水女子大の教室で、学生数人による発表をじっと見守った。本年度始まった「長崎と平和」の授業(4~7月)を非常勤講師として担当。長崎の戦後史などを扱 […] 2018/07/26 長崎原爆と向き合う 研究者の継承<3> 長崎大核兵器廃絶研究センター客員研究員 桐谷多恵子さん(37) 被爆 人々はどう生きた 3世として戦後史研究を 被爆地の戦後史、特に復興が研究テーマ。横浜市に在住。「被爆から人々はどう生きたのか」。その答えを追い求め、広島と比べて被爆後の資料が少ない長崎で、調査研究を進める。 横浜で生まれ育った。10歳のとき、長崎出身の母につ […] 2018/07/26 長崎原爆と向き合う 研究者の継承<2> 日本学術振興会特別研究員 四條知恵さん(40) 語り方の変容を追う 燔祭説から悲惨さ訴えるものへ 「隠蔽(いんぺい)、排除されたものに目を向けることが歴史の可能性を開く」-。この視点を基本に、浦上地域のカトリック教界における原爆被害の語りの変容を追った著書「浦上の原爆の語り 永井隆からローマ教皇へ」(未來社刊) […] 2018/07/26 長崎原爆と向き合う 研究者の継承<1> 福島大特任助教 深谷直弘さん(37) 避けてきた“原点”へ 「関わった責任」を果たす 長崎原爆の被爆体験継承や原爆投下後の歴史、市街の復興といったテーマで、社会学や文化論の立場から調査研究を進める30~40代の研究者たちがいる。73年前の「原爆」にどんな関心を抱き、何を明らかにしようとしているのか。先人 […] 2018/07/26 核を見詰める 県内留学生アンケートから【4】完 廃絶の鍵は次世代に 消極的な姿勢 「教育で考え方変えられる」 県内留学生アンケートを踏まえ、核兵器禁止条約の採択に貢献したとして昨年、ノーベル平和賞を受賞した非政府組織(NGO)核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)のベアトリス・フィン事務局長に、核廃絶への思いなどを聞いた。 […] 前のページへ<1234次のページへ> ▶ 関連企画 原爆・平和に関する特集記事を掲載しています。 ▶ 関連記事 原爆・平和関連の記事を掲載しています。 ▶ 私の被爆ノート 被爆者の高齢化と被爆体験の風化が深刻な問題となっています。1996年から長崎新聞本紙に掲載してきた「忘られぬあの日 私の被爆ノート」を掲載しています。 ▶ TESTIMONIES OF THE ATOMIC BOMB SURVIVORS (「私の被爆ノート」英語版) ▶ 平和への誓い 8月9日の崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典における「平和への誓い」を掲載しています。 ▶ ナガサキ・アーカイブ(外部リンク) 長崎原爆の実相を世界につたえる多元的デジタルアーカイブズです。被爆ノートの一部を地図上でもご覧いただけます ▶ ローマ教皇 来崎 2019 2019年11月24日に長崎への訪問されたローマ教皇(法王)。今回の訪問に関する県内の受け入れ準備や核廃絶を巡る人々の期待など長崎新聞に掲載されたニュースを集約。 ← ピースサイトへ戻る ページ上部へ