ピースサイト 2016年ピースサイト関連企画 2016/07/23 被爆71年ナガサキ 形見は語る 原爆が奪った命の声 4 すずり箱 達筆な父 誇らしく 満月の光を受けて二羽の鶴が輝いている。書道の道具を入れるすずり箱に施された螺鈿(らでん)細工。原爆投下の1年前、三菱長崎造船所幸町工場の工場長に就任した父に、部下が贈った記念品だ。 近藤実(84)=長崎市秋月町=は戦 […] 2016/07/22 被爆71年ナガサキ 形見は語る 原爆が奪った命の声 3 同級生の手紙(下) 父から返信 胸騒ぎ 1945年9月。県立長崎高等女学校4年で15歳だった柳原英子(86)=西彼長与町丸田郷=は、長崎市茂里町で一緒に被爆した同級生、宮津弘子から手紙をもらい、すぐに返事を書こうとした。 だが、体調が思わしくなく、比較的調 […] 2016/07/21 被爆71年ナガサキ 形見は語る 原爆が奪った命の声 2 同級生の手紙(上) 病床の中 希望湧く 1通の手紙がある。 「8月9日 あれからどうしましたの」 色あせた3枚の便せん。裏側まで丁寧な文字がびっしりと並び、あの防空壕(ごう)で別れた後のことを案じている。 手紙の持ち主は、柳原英子(86)=西彼長与町丸 […] 2016/07/20 被爆71年ナガサキ 形見は語る 原爆が奪った命の声 1 かんざし 恋しかった母と“再会” モノクロ写真の中で、1人の花嫁が畑に敷いたござの上にたたずんでいる。頭の角隠しからのぞく小さなべっ甲のかんざし。髪結い師だった母の元から、戦後、娘に”渡った”ものだ。 花嫁は長崎市西山1丁目に […] 2016/05/14 米大統領 広島へ 長崎の視線 下 活水高平和学習部長 永石菜々子さん(18) 核なき世界へ具体策を 長崎には来ないんだ。がっかりした。オバマ大統領は広島を訪問するだけで満足しないでほしい。長崎にも被爆して亡くなった人が大勢いる。世界中の人がそのことを忘れないよう、きちんと慰霊をしてほしい。 2014年から1年間、米 […] 2016/05/13 米大統領 広島へ 長崎の視線 中 長崎大核兵器廃絶研究センター長 鈴木達治郎さん(65) 価値観転換こそ真の意義 昨年の核拡散防止条約(NPT)再検討会議は核保有国と非保有国の対立が際立ち、最終文書を採択できずに決裂。核兵器廃絶へ向けた情勢は行き詰まっている。オバマ米大統領の広島訪問はそれだけでも「歴史的」といえるが、こうした現状 […] 2016/05/12 米大統領 広島へ 長崎の視線 上 被爆者・平和推進協 継承部会長 末永浩さん(80) 思い複雑も 未来への一歩 オバマ米大統領が27日、世界で最初の被爆地、広島を訪れることが決まった。原爆投下から71年。長い年月を経てようやく実現する訪問に、もうひとつの被爆地、長崎の被爆者らは何を思うのか。被爆者、識者、若者の3人に聞いた。 […] 2016/03/31 被爆71年 原爆をどう伝えたか 第6部 8(完) 記者座談会 報道の落とし穴 今も 連載企画「原爆をどう伝えたか」は全6部を掲載した。最終回に当たり、担当した長崎市政記者の蓑川裕之(42)、原口司(33)、山口紗佳(30)、六倉大輔(30)と担当デスクの山田貴己(50)で振り返った。 山田 企画の意図は […] 2016/03/30 被爆71年 原爆をどう伝えたか 第6部 7 原発と核日本で事故が起こるとは 2011年3月12日夜、長崎市内の長崎新聞社6階編集フロア。翌日朝刊の紙面構成を話し合う「立ち会い」と呼ばれる編集会議で、1面トップ記事の見出しをめぐり議論が続いた。前日に東日本大震災と東電福島第1原発事故が発生。原発 […] 2016/03/29 被爆71年 原爆をどう伝えたか 第6部 6 高校生の平和活動素顔を飾らず報じて 1月10日、JR長崎駅前高架広場で、ことし最初の若い声が響いた。「核兵器廃絶署名、お願いします」 1998(平成10)年のインド、パキスタンの核実験をきっかけに、反対署名を国連本部に届けてもらうため、長崎でスタートし […] 前のページへ<1234次のページへ> ▶ 関連企画 原爆・平和に関する特集記事を掲載しています。 ▶ 関連記事 原爆・平和関連の記事を掲載しています。 ▶ 私の被爆ノート 被爆者の高齢化と被爆体験の風化が深刻な問題となっています。1996年から長崎新聞本紙に掲載してきた「忘られぬあの日 私の被爆ノート」を掲載しています。 ▶ TESTIMONIES OF THE ATOMIC BOMB SURVIVORS (「私の被爆ノート」英語版) ▶ 平和への誓い 8月9日の崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典における「平和への誓い」を掲載しています。 ▶ ナガサキ・アーカイブ(外部リンク) 長崎原爆の実相を世界につたえる多元的デジタルアーカイブズです。被爆ノートの一部を地図上でもご覧いただけます ▶ ローマ教皇 来崎 2019 2019年11月24日に長崎への訪問されたローマ教皇(法王)。今回の訪問に関する県内の受け入れ準備や核廃絶を巡る人々の期待など長崎新聞に掲載されたニュースを集約。 ← ピースサイトへ戻る ページ上部へ