ピースサイト 2011年ピースサイト関連企画 2011/12/10 戦艦武蔵の証言 太平洋戦争開戦から70年 下 総員退避 「国守りたい生きたい」 5次の猛攻艦と仲間沈む 「総員退避」。号令が下ると上等水兵の依田功(85)=愛知県東海市、当時(18)=は艦尾へ無我夢中で走った。甲板は大きく艦首と左舷に傾き、ドラム缶が仲間たちを巻き込みながら数十メートル下の海へと落ちていく。舷側の鉄板の接ぎ […] 2011/12/09 戦艦武蔵の証言 太平洋戦争開戦から70年 中 不沈艦 桁外れの巨大"御殿" 巨額国費、大きな戦果なし 太平洋戦争の火ぶたを切った真珠湾攻撃から8カ月がたった1942年7月、三菱重工長崎造船所の造機設計部商船係、原良幸(89)=長崎市虹が丘町、当時(19)=は訳も分からず汽車に乗せられ、広島県の呉海軍工廠(こうしょう)に着 […] 2011/12/08 戦艦武蔵の証言 太平洋戦争開戦から70年 上 機密「漏泄せず」と宣誓書 シュロで隠し建造、進水 戦艦武蔵-。旧日本海軍が誇る世界最大の大和型戦艦の2号艦は、長崎市の三菱重工長崎造船所で建造された。だが計画から作戦行動、そして沈没まで機密扱いされ、吉村昭の記録小説「戦艦武蔵」が世に出るまでその存在を知る人は一握りとい […] 2011/08/14 女たちの終戦 下 近藤惠美子さん(80)=佐世保市花高1丁目= 引き揚げの悲劇心重ね 北朝鮮平壌(ピョンヤン)市寺洞(サドン)で海軍書記の娘として生まれた。1945年8月15日の終戦から1年2カ月後、母らと、15歳で日本へと引き揚げた。 荷物は途中で奪われた。無一文で野宿をしながら山を越えた。貨車、船を乗 […] 2011/08/13 女たちの終戦 中 増田輝子さん(69)=諫早市真崎町= 1世紀 黙して生きた母 「また明日、来るけんね」。2月、諫早市内の病院。入院中の母(谷川ケサ)に笑顔を向けると、ベッドに横たわったまま、のどをコクッと動かした。何か言いたげだったようにも見えた。翌日、息を引き取った。享年100歳。 戦時中に亡く […] 2011/08/12 女たちの終戦 上 山道幸代さん(89)=長崎市神浦江川町= 2カ月の幸せ 胸に歩む 太平洋戦争が終わった66年前。当時の「主役」は男性たちだった。その陰に隠れ、人知れず困難を乗り越えてきた女性たち。妻、母、娘として、あの混乱の時代をどう生きたのか。彼女たちの”終戦”に光を当てる。 […] 2011/08/05 福島へ 被爆地長崎の思い 7(完) 足元 教訓と反省 生かせるか 「想定外」問題へ模索始まる 福島第1原発事故から1カ月後の4月12日、長崎市職員の山崎智宏(35)の職場に1通のはがきが届いた。差出人は、原発に近い福島県浪江町から二本松市の体育館に避難していた70歳くらいの男性。「小生ナンジャカンジャトラぶったけ […] 2011/08/04 福島へ 被爆地長崎の思い 6 福島へ 被爆地長崎の思い・6 内部被ばく 連帯を掲げる「体験者」 科学的な実態解明に期待 6月19日昼前、福島県川俣町のスクリーニング会場に福島市の主婦、三浦順子(61)がマスクに帽子、長袖姿で現れた。片手にはタマネギやニンニクが詰まったナイロン袋。気温は25度を超えていた。「“被ばく野菜”をたくさん食べた。 […] 2011/08/03 被爆66年 表現者たち 伝えたい 戦後に生まれて 下 音楽 岩永崇史さん(32) 原爆詩に心奪われ作曲 ピアノの伴奏に乗って、合唱部員たちの歌声が放課後の校舎に響いた。爆心地に近い長崎市の活水中・高校。「歌の最後の『吾尚生きてあり』は光が差し込むようなイメージで」。鍵盤をはじく同校教諭、岩永崇史(32)の声が飛ぶ。 原爆の […] 2011/08/03 福島へ 被爆地長崎の思い 5 逆風 「安全宣言」に批判殺到 未解明の分野現場は混乱 福島に被ばく医療の専門家たちを派遣していた長崎大は6月23日、現地の活動に関し、異例とも言える学長コメントを発表した。「一貫して正しい発言をしているのが山下教授」「福島県民に寄り添い、復興に向けた支援を続けていく」 当時 […] 1234次のページへ> ▶ 関連企画 原爆・平和に関する特集記事を掲載しています。 ▶ 関連記事 原爆・平和関連の記事を掲載しています。 ▶ 私の被爆ノート 被爆者の高齢化と被爆体験の風化が深刻な問題となっています。1996年から長崎新聞本紙に掲載してきた「忘られぬあの日 私の被爆ノート」を掲載しています。 ▶ TESTIMONIES OF THE ATOMIC BOMB SURVIVORS (「私の被爆ノート」英語版) ▶ 平和への誓い 8月9日の崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典における「平和への誓い」を掲載しています。 ▶ ナガサキ・アーカイブ(外部リンク) 長崎原爆の実相を世界につたえる多元的デジタルアーカイブズです。被爆ノートの一部を地図上でもご覧いただけます ▶ ローマ教皇 来崎 2019 2019年11月24日に長崎への訪問されたローマ教皇(法王)。今回の訪問に関する県内の受け入れ準備や核廃絶を巡る人々の期待など長崎新聞に掲載されたニュースを集約。 ← ピースサイトへ戻る ページ上部へ