ピースサイト 2010年ピースサイト関連企画 2010/04/23 伝言 被爆地から 4 元長崎大学長 土山秀夫さん(85) 冷静に見詰めたい 前回(2005年)の核拡散防止条約(NPT)再検討会議は失敗だった。今回はオバマ米大統領が打ち出した「核兵器なき世界」のスローガンに明るい希望が抱かれている。半面、過大に期待しすぎると外れたときの失望が大きいので、冷静に […] 2010/04/22 伝言 被爆地から 3 長崎の証言の会運営委員 鎌田信子さん(77) 核すべてなくして 核兵器は数十万人が一挙に死ぬ特殊な武器だから、一発でもあれば脅威は残る。だから、すべてをなくさないといけない。オバマ米大統領がプラハで提唱した「核なき世界」に向けての動きは「まだまだ」という見方と「大きく変わろうとしてい […] 2010/04/21 伝言 被爆地から 2 元長崎市長 本島等さん(88) 謝罪からの出発を 残酷の極限として広島、長崎の原爆は語られる。後遺症を含めて本当に深刻で大変な問題だ。だが、南京大虐殺も沖縄戦も、みんな残酷の極限だ。 虐殺、強制連行-。日本はアジア諸国を侵略した。真珠湾で戦争の火ぶたを切ったのも紛れもな […] 2010/04/20 伝言 被爆地から 1 カトリック信者 片岡ツヨさん(89) 恨んでも元に戻らない 被爆マリア像のお顔は黒く焦げていて私と同じ。私の受けた傷が足りないからマリア様の顔も焼けたのでは、と思ったこともある。 65年前。24歳だった。爆心地から1・4キロの三菱兵器大橋工場で、帳面処理や部品を組み立てたり、いろ […] 2010/04/07 原爆投下国へ NPT再検討会議に向けて 7(完) インタビュー 田上富久長崎市長(53) 核軍縮へ積極交渉を 核軍縮などに関して方向づけをする約190カ国加盟の核拡散防止条約(NPT)再検討会議が5月3日から米国の国連本部で開かれる。会議に合わせ、田上富久長崎市長が渡米する。10年前の会議では伊藤一長市長に随行し、昨年の準備委で […] 2010/04/06 原爆投下国へ NPT再検討会議に向けて 6 日赤長崎原爆病院長 朝長万左男さん(66) 核兵器は究極の“疫病” 3月20日、非政府組織(NGO)核兵器廃絶地球市民長崎集会実行委の会合。委員長退任を表明した土山秀夫元長崎大学長(84)に後任指名され、受諾した。NPT再検討会議に合わせて渡米する同実行委派遣団の団長も務める。 2歳のと […] 2010/04/05 原爆投下国へ NPT再検討会議に向けて 5 日本原水爆被害者団体協議会事務局長 田中熙巳さん(77) 伝えたい本当の苦しみ 長崎市中川町の自宅2階で読書中、突然、光に包まれ階下へ駆け降りた。周囲が青、黄、だいだい、赤へと変化していく。玄関の畳に伏せた瞬間、強烈な爆風で意識が飛んだ。爆心地から3・2キロ。13歳だった。 家にいた母と妹も助かった […] 2010/04/04 原爆投下国へ NPT再検討会議に向けて 4 長崎原爆遺族会顧問 下平作江さん(75) 亡き妹の力借りて 「約7万人が黒焦げになり、白骨になった。そのお骨の上に進駐軍は土をかぶせた。そのお骨を踏み付けて歩く皆さん。次の世代にも被爆の実相を伝えてほしい」。3月25日、長崎市の長崎原爆資料館ホール。県外の中学から来た修学旅行生約 […] 2010/04/03 原爆投下国へ NPT再検討会議に向けて 3 長崎原爆青年乙女の会事務局長 小峰秀孝さん(69) 米兵も同じ人間だ 「人はオバマ、オバマと言うけれど、彼は『核兵器なき世界』を掲げながら、核の抑止力を前提にしている。あんまり期待しすぎちゃいけない」 4歳8カ月のころ、自宅裏でセミ捕りをしていて被爆。爆心地から1・2キロだった。両手足や腹 […] 2010/04/02 原爆投下国へ NPT再検討会議に向けて 2 長崎原爆被災者協議会理事 池田早苗さん(77) 憎しみをのみ込んで 12歳の時、爆心地から約2キロの路上で被爆。6歳の妹は、自宅近くの側溝で黒焦げで見つかった。「これは戦争じゃない。戦争以上の、特別な爆弾が落とされた」。泣きながら、そう思った。 残るきょうだい4人も次々に死んだ。いつかハ […] 前のページへ<45678次のページへ> ▶ 関連企画 原爆・平和に関する特集記事を掲載しています。 ▶ 関連記事 原爆・平和関連の記事を掲載しています。 ▶ 私の被爆ノート 被爆者の高齢化と被爆体験の風化が深刻な問題となっています。1996年から長崎新聞本紙に掲載してきた「忘られぬあの日 私の被爆ノート」を掲載しています。 ▶ TESTIMONIES OF THE ATOMIC BOMB SURVIVORS (「私の被爆ノート」英語版) ▶ 平和への誓い 8月9日の崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典における「平和への誓い」を掲載しています。 ▶ ナガサキ・アーカイブ(外部リンク) 長崎原爆の実相を世界につたえる多元的デジタルアーカイブズです。被爆ノートの一部を地図上でもご覧いただけます ▶ ローマ教皇 来崎 2019 2019年11月24日に長崎への訪問されたローマ教皇(法王)。今回の訪問に関する県内の受け入れ準備や核廃絶を巡る人々の期待など長崎新聞に掲載されたニュースを集約。 ← ピースサイトへ戻る ページ上部へ