ピースサイト 2006年ピースサイト関連企画 2006/10/12 北朝鮮 「核実験」の衝撃 =揺れる長崎= 下 被爆地の憂い 「核武装論」を警戒 「最も懸念されるのは、核を持ってもいいではないかという意見が一部で台頭しつつあることだ。とんでもない話だ」 長崎市長の伊藤一長(61)は、九日の記者会見で強い調子で語った。 一九九九年十月。当時の防衛政務次官が「核武装論 […] 2006/10/11 北朝鮮 「核実験」の衝撃 =揺れる長崎= 上 拡散に危機感 平和運動と裏腹に 核実験を実施した―。九日の北朝鮮の発表は、一瞬にして北東アジア情勢に緊張をもたらし、朝鮮半島に近い本県にも衝撃が走った。被爆者、行政、平和運動関係者はどう受け止めたのか。緊急リポートする。 九日。原水爆禁止長崎県民会議( […] 2006/09/03 「語り」の風景 =被爆61年をすぎて= 7(完) 聞き手 新しい言葉の証言を 「原爆で両親を亡くした子どもたちは、どうやって生活したのですか」 「原爆や戦争の本当のつらさは何だと思いますか」 七月七日、長崎市立横尾中一年生の校外平和学習。生徒たちは五つの班に分かれ、被爆者や大学教授ら十四人に二十五 […] 2006/09/02 「語り」の風景 =被爆61年をすぎて= 6 新たな試み 文学作品通し追体験 「体験してないあなたたちに、何が語れますか」―。約十年前、被爆体験の継承を目指す若手グループに対し、ある被爆者が投げ掛けた問い。 「被爆者の体験や苦しみを自分自身の悩みや苦しみに置き換えて考え、理解し、共通のものにする」 […] 2006/09/01 「語り」の風景 =被爆61年をすぎて= 5 言葉の代わり 妻の思いパソコンに 八月八日、長崎市内で開かれた原水爆禁止世界大会の分科会。長崎で被爆した吉山裕子さん(79)が演壇に立った。そばには吉山さんが描いた「原爆の絵」。人前で被爆体験を語るのは初めて。知人に誘われ、断り切れなかった。 爆心地から […] 2006/08/31 「語り」の風景 =被爆61年をすぎて= 4 共通の思い 方法は違うも「人生」 「政治は語りません」―。 長崎平和推進協会継承部会員の下平作江さん(71)はこう言い切る。「正直、体験だけで精いっぱいです」。一時間の講話に、原爆で家族を奪われた悲しみや病気に苦しむ半生をぶつける。 「原爆のことを語ると […] 2006/08/30 「語り」の風景 =被爆61年をすぎて= 3 大同小異 「政治的発言」是非で溝 「小異はそのままにして、大同につこう(違いを認め合い、大きな流れをつくろう)」―。 長崎平和推進協会の初代理事長、故秋月辰一郎さんが、主義主張の違いを認め核兵器廃絶運動への市民の結集を呼び掛けた言葉だ。だが、秋月さんが昨 […] 2006/08/29 「語り」の風景 =被爆61年をすぎて= 2 系 譜 怒りぶつけ 生きる気力 「皆さん、このみじめな姿を見てください」 五十年前の一九五六年八月九日、長崎市で開かれた第二回原水爆禁止世界大会。抱きかかえられ演壇に上がった女性が、秘めた怒りを吐き出した。長崎原爆でけがを負い、下半身不随になった渡辺千 […] 2006/08/28 「語り」の風景 =被爆61年をすぎて= 1 意 義 核時代脱却する力に 米国の原爆投下から六十一年が過ぎ、県内被爆者の平均年齢は七十三歳を超えた。「体験を語り継がねば」という思いは強い。今年一月、長崎市の外郭団体「長崎平和推進協会」が継承部会員に政治的発言の自粛を求めた。波紋を広げ撤回された […] 2006/08/12 熱い骨 =祖母から孫へ= 5(完) 受け継いでいくもの 碑に刻まれた無念さ 「嵐はさけび 天地は裂け砕かれつ 眞をとめの まことの生命 國に殉じぬ(中略)永久にしのばぬ その勲しを」―。私立瓊浦高=長崎市伊良林二丁目=の校門脇にある「原爆殉難慰霊之碑」には、故・瀬戸口千枝さんの「慰霊のうた」が刻 […] 1234次のページへ> ▶ 関連企画 原爆・平和に関する特集記事を掲載しています。 ▶ 関連記事 原爆・平和関連の記事を掲載しています。 ▶ 私の被爆ノート 被爆者の高齢化と被爆体験の風化が深刻な問題となっています。1996年から長崎新聞本紙に掲載してきた「忘られぬあの日 私の被爆ノート」を掲載しています。 ▶ TESTIMONIES OF THE ATOMIC BOMB SURVIVORS (「私の被爆ノート」英語版) ▶ 平和への誓い 8月9日の崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典における「平和への誓い」を掲載しています。 ▶ ナガサキ・アーカイブ(外部リンク) 長崎原爆の実相を世界につたえる多元的デジタルアーカイブズです。被爆ノートの一部を地図上でもご覧いただけます ▶ ローマ教皇 来崎 2019 2019年11月24日に長崎への訪問されたローマ教皇(法王)。今回の訪問に関する県内の受け入れ準備や核廃絶を巡る人々の期待など長崎新聞に掲載されたニュースを集約。 ← ピースサイトへ戻る ページ上部へ