ピースサイト 2005年ピースサイト関連企画 2005/06/28 戦争の記憶 6 佐世保大空襲 B29 市街地に「火の雨」 一九四五年六月二十八日。佐世保は梅雨の大雨に見舞われていた。 「夕方前からバケツの底が抜けたような雨だった。毎晩、いつでも避難できるよう靴を履いたまま玄関で横になっていたが、こんな日はさすがに空襲はないだろうと高をくくり […] 2005/06/14 戦争の記憶 5 大村大空襲 軍需工場壊滅 300人犠牲 廠内は火の海。「工場を死守しろ」と消火に当たった廠員を爆弾が襲った。数十センチの鋼鉄の爆弾片が顔面に突き刺さり顔半分失った者、手を切断した者…。神近会長は恐怖に震えながらも「逃げてたまるか」と負傷者の救助に走り回った。 […] 2005/06/01 戦争の記憶 4 川棚海軍工廠 石木疎開工場 勝利信じ航空魚雷製造 一九四四年八月の深夜。東彼川棚町にあった石木国民学校の代用教員だった辻一人さん(79)=同町石木郷=は、自宅近くに建設中だった川棚海軍工廠(しょう)石木疎開工場にいた。 郷民の奉仕活動として一日だけトンネル掘りを手伝った […] 2005/06/01 揺らぐ援護 =被爆体験者の行方= 下 反 発 迷走する国の説明 「制度の根幹である目的まで変わったのはなぜなのか」 四月十四日、長崎市内であった地元医師向けの説明会。昨年秋、居住要件と現行制度の在り方を協議した国の検討会でも委員を務めた中根允文長崎国際大教授(精神科医)は真っ先に、厚 […] 2005/05/31 揺らぐ援護 =被爆体験者の行方= 中 翻 弄 矛盾を重ねる制度 長崎市深堀町の荒木長三郎さん(91)、ハルヨさん(93)夫妻は六十年前の「あの日」、爆心地から直線距離で約十キロ離れた同町の高台で爆弾がさく裂した様子を目にした。「海を隔て、真っ正面から爆風を受けた。きのこ雲が立ち上った […] 2005/05/30 揺らぐ援護 =被爆体験者の行方= 上 なぜ今・・・ “制度後退”国に怒り 長崎原爆の爆心地から半径十二キロ内で原爆に遭った「被爆体験者」への医療給付が、六月一日から見直される。給付対象の居住要件が「十二キロ内」から「県内」に拡大される一方で、被爆体験に起因する精神疾患と合併症を個人ごとに特定す […] 2005/05/27 核大国に挑んで =NPT会議ニューヨーク報告= 7(完) 執 念 核廃絶 兆しなりとも 今月二日に始まった核拡散防止条約(NPT)再検討会議は「入り口」の議題採択をめぐり、長い立ち往生を続けた。「断念」「絶望的」「決裂」―。終盤の新聞記事にはそんな活字が連日並んだ。 「セントラルパークも閑散としてましたね」 […] 2005/05/26 核大国に挑んで =NPT会議ニューヨーク報告= 6 新 世 代 「ナガサキを世界に」 「『青年の集い』っていう交流集会の後、日本人六人、外国人六人で食事をすることになった。英語は何とか聞き取れたが、フランス語の人もいて…。だけど、平和への思いは、(翻訳に使った)電子辞書からしっかり伝わってきた」 県原水協 […] 2005/05/25 核大国に挑んで =NPT会議ニューヨーク報告= 5 壁 被爆展示は「ノー」 「機体の下の弾倉が口を開いたままになっているのが、どうにも生々しくて。見た途端、原爆で死んだ身内の顔がふっと頭に浮かんだ」。被爆者の広瀬方人さん(75)=長崎市=は、その爆撃機との”再会”をこう振り返る。 広瀬さんら「地 […] 2005/05/24 核大国に挑んで =NPT会議ニューヨーク報告= 4 視 線 「謝罪」求める声も 二〇二〇年の核兵器全廃を提唱する「2020ビジョン」への賛意が相次いだ五月三日の「平和市長会議」セッションで、一つだけ明らかに異質な発言があった。 「日本は、第二次世界大戦当時の中国や韓国、東南アジアに対する軍国主義の歴 […] 前のページへ<56789次のページへ> ▶ 関連企画 原爆・平和に関する特集記事を掲載しています。 ▶ 関連記事 原爆・平和関連の記事を掲載しています。 ▶ 私の被爆ノート 被爆者の高齢化と被爆体験の風化が深刻な問題となっています。1996年から長崎新聞本紙に掲載してきた「忘られぬあの日 私の被爆ノート」を掲載しています。 ▶ TESTIMONIES OF THE ATOMIC BOMB SURVIVORS (「私の被爆ノート」英語版) ▶ 平和への誓い 8月9日の崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典における「平和への誓い」を掲載しています。 ▶ ナガサキ・アーカイブ(外部リンク) 長崎原爆の実相を世界につたえる多元的デジタルアーカイブズです。被爆ノートの一部を地図上でもご覧いただけます ▶ ローマ教皇 来崎 2019 2019年11月24日に長崎への訪問されたローマ教皇(法王)。今回の訪問に関する県内の受け入れ準備や核廃絶を巡る人々の期待など長崎新聞に掲載されたニュースを集約。 ← ピースサイトへ戻る ページ上部へ