ピースサイト 2001年ピースサイト関連企画 2001/08/04 被爆地域拡大の行方 =決断を迫る長崎= 2 PTSD調査報告 社会的関心 時流に合致 被爆者の精神的健康度の低さを知った長崎市は、長崎大の原爆後障害や精神医学の研究者の助言を基に、被爆未指定地域の住民が原爆で受けた精神的影響に着目した。 一九九九年一月。長崎市役所は新年度予算の市長査定の時期に入った。原爆 […] 2001/08/03 被爆地域拡大の行方 =決断を迫る長崎= 1 新たな〝根拠〟 心理面の不安 浮き彫り 長崎大医学部付属原爆後障害医療研究施設の原研内科。血液の病気を専門に被爆者を診てきた朝長万左男教授は長年、ある疑問にとらわれてきた。 診察の際、被爆者が見せる特徴に「訴えの多さ」がある。被ばく線量の多少や、実際の疾病の有 […] 2001/07/21 被爆地ナガサキの課題 5(完) 山里国民学校防空ごう跡整備 被爆者ら不満の声 市との論議は平行線 被爆の実相を伝えるため長崎市が保存整備した山里国民学校防空ごう跡(同市橋口町、爆心地から約七百メートル)をめぐり、被爆者や被爆遺構案内のボランティアなどから疑問や不満の声が上がっている。 整備工事では、ごうの入り口に新た […] 2001/07/20 被爆地ナガサキの課題 4 平和祈念式典見直し 被爆者高齢化で短縮 参加学校拡大望む声も 「長崎原爆の日」の八月九日に長崎市が開く原爆犠牲者慰霊平和祈念式典。被爆者や遺族らが高齢化し、次世代への平和活動継承が被爆地の課題となる中、式典も見直しが迫られている。 対応策として市は五月、被爆者団体代表らをメンバーに […] 2001/07/19 被爆地域拡大の行方 =研究班最終報告= 下 被ばく線量は補強材料 厚生労働省の研究班報告は「被爆体験」を主題に、未指定地域住民の心身の健康に被爆体験が悪影響を与えている状況を詳述した。しかし、その一方で同地域の被ばく放射線量にも言及。住民の健康への直接的影響を否定した。 「被爆体験の調 […] 2001/07/19 被爆地ナガサキの課題 3 在外被爆者 救済へ先行き不透明 援護法の扱い あいまい 「被爆者救済に国境はあるのか」が問われ、在外被爆者や支援者らの注目を集めた六月一日の大阪地裁判決。同地裁は、日本で原爆に遭った海外在住の被爆者にも、被爆者援護法に基づく健康管理手当の受給資格があるとの初の司法判断を示し、 […] 2001/07/18 被爆地ナガサキの課題 2 被爆二世健康調査 遺伝的影響 不安増す 国の援護策につながるか 今年五月、放射線影響研究所(放影研、長崎・広島市)による被爆二世の健康調査が本格的に始まった。国の援護策充実や援護の法制化につながるかは不透明なものの、「被爆の遺伝的影響はあるのか」という長年の課題解決に向け、被爆二世の […] 2001/07/18 被爆地域拡大の行方 =研究班最終報告= 中 精神医学的解析に理解 被爆地域拡大是正問題の厚生労働省検討会が、被爆体験による健康低下を認める判断を下すより一カ月半前。五月二十八日の第三回検討会では、研究班の吉川武彦主任研究者が説明した現地調査の中間報告に対し、委員の評価は割れていた。 ■ […] 2001/07/17 被爆地ナガサキの課題 1 NIF問題 水爆開発につながる―原 水 禁 “核爆発”当たらない―HOYA 今年二月、米国の核兵器研究所ローレンス・リバモア研究所のレーザー核融合実験施設、国立点火施設(NIF)に、ガラス大手のHOYA(本社東京)の現地法人が、レーザー光線増幅用特殊ガラスを納入していることが明るみに出た。 日系 […] 2001/07/17 被爆地域拡大の行方 =研究班最終報告= 上 “壁”を乗り越えた 長崎の被爆地域拡大是正問題は、厚生労働省の検討会が十一日、未指定地域の住民の心身の健康に被爆体験が悪影響を与えていると判断したことで、拡大実現へ向け新たな局面を迎えた。来月一日の検討会の報告提出後に控える国の方針決定に向 […] 前のページへ<1234次のページへ> ▶ 関連企画 原爆・平和に関する特集記事を掲載しています。 ▶ 関連記事 原爆・平和関連の記事を掲載しています。 ▶ 私の被爆ノート 被爆者の高齢化と被爆体験の風化が深刻な問題となっています。1996年から長崎新聞本紙に掲載してきた「忘られぬあの日 私の被爆ノート」を掲載しています。 ▶ TESTIMONIES OF THE ATOMIC BOMB SURVIVORS (「私の被爆ノート」英語版) ▶ 平和への誓い 8月9日の崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典における「平和への誓い」を掲載しています。 ▶ ナガサキ・アーカイブ(外部リンク) 長崎原爆の実相を世界につたえる多元的デジタルアーカイブズです。被爆ノートの一部を地図上でもご覧いただけます ▶ ローマ教皇 来崎 2019 2019年11月24日に長崎への訪問されたローマ教皇(法王)。今回の訪問に関する県内の受け入れ準備や核廃絶を巡る人々の期待など長崎新聞に掲載されたニュースを集約。 ← ピースサイトへ戻る ページ上部へ