エース浦口、投打に活躍 スライダーにどよめき


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【2回戦、星稜−長崎日大】投打に活躍した長崎日大のエース浦口=甲子園
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132キロ、直球、外角低め。長崎日大のエース浦口がこん身の力を込めた119球目。最後の打者のバットが空を切った。エースが決めた16強一番乗り。「最後は三振で終わりたかった」。気迫が、力が、星稜打線を抑え込んだ。
立ち上がり。ややボールが高めに浮いた。四回まで毎回安打を許し、三回には「エースで4番対決」となった星稜の高木に先制打を許した。
それでも、連打は許さなかった。9三振も奪った。「控えの3年のためにも、頑張らなきゃと思って」。六回には値千金の同点適時打。失った1点を、自らのバットで取り返した。バックも無失策の堅守で支えてくれた。怖いものはなかった。
大阪入り後、長崎大会に続いて左手人さし指にまめができた。微妙なボールの縫い目への指の引っかかりの悪さを感じていた。しかし、遅い初戦の日程が幸いした。十分な調整投球の中で違和感が消えた。140球以上を投げた日もある。試合が近づくにつれ、直球が走り、変化球は切れだした。やがて、キャッチャーミットから重く、力強い捕球音が響きだした。満を持して上がった夢のマウンドだった。
この試合、自己最速の138キロを記録。打者の手元で大きく曲がるスライダーには、スタンドからどよめきが起きた。長崎で、数多くのライバルと熱戦を繰り広げた左腕エース。夢舞台でも、成長を続けている。(緒方)
2007年8月14日長崎新聞掲載
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